宮崎日日新聞賞 教育賞 授賞式

2008年10月31日、宮日会館の宮日ホールにおいて、第44階宮崎日日新聞賞の贈呈式が行われました。
ロキシーヒル会長の図師哲雄さんが、「教育賞」を受賞されました。

今回の受賞者は次のとおりです。(受賞順)
・科学賞-->県水産試験場資源部
・文化賞-->松下宏さん
・産業賞-->県水産試験場増殖部
・産業賞-->焼酎粕を利用した菌床キノコ栽培技術の開発研究グループ
・産業賞-->株式会社ミヤチク
教育賞-->図師哲雄さん
・社会賞-->まちづくりトロントロン
・国際交流賞-->特定非営利活動法人えびの市国際交流会

図師さんが教育賞を受賞された理由として、下記のように紹介されていました。
(第44回宮崎日日新聞賞贈呈式式次第による)
「1999年に西都市三財地区にある持ち山を本格的な杉と広葉樹の混交林にしようと、「ロキシーヒル」と名付け、仲間たちと森づくりに取り組み始めた。「森づくりを通しての人との交流、将来を担う子どもたちの教育の場」としての目的を持ち、これまでに10回の植樹祭を行ったほか中高生のキャンプやサバイバル体験など青少年の自然体験活動も多数開催。学校ではできない教育の場として地域に貢献している。」

受賞者を代表して、図師さんが挨拶されましたが、その全文を以下に紹介します。

<受賞者代表挨拶>

「受貧者を代表いたしまして、一言お礼を申し上げます。
 このたびは宮崎日日新聞賞という栄えある賞をいただき、とてもうれしく、光栄に思うと同時に、何か大きな責任感のようなものを痛感しているところです。
私がロキシーヒルという1自分の持ち山15ヘクタールで豊かな森づくり、つまり混交林づくりを市民ボランティアや子どもたちと一緒に取り組み始めて、ちょうど10年になります。
 杉を択伐して植えたカシ類や山桜などの広葉樹1万本は、この10年で見違えるほど大きくなり、ロキシーヒルは豊かな森の片鱗を見せ始めています。
また、私は森林には教育的機能があることに気づき、夏休み期間中、キャンプをはじめ植樹、下草刈り、シイタケのこま打ち、五右衛門風呂わかし、カブトムシとりなどの自然体験活動の場としてロキシーヒルのフィールドを子どもたちに利用してもらってきました。
 自然の中に溶け込むにつれ、子どもたちの表情が生き生きと輝きだすさまを何度も目にし、「自然は偉大なる教師」との思いを深めているところです。
今回の受賞は何よりも私どもに大きな勇気と励ましを与えていただきました。
 受賞を機に、私は動植物と共生する森づくりをさらに進め、自然という偉大な教師のもとで子どもたちの環境教育を充実していけたら、と思っています。きょうは本当にありがとうございました。」

授賞式の様子を撮影しました。こちらのフォトアルバムをご覧下さい。

2008.11.3レポート